会社員を辞めてフリーランスになると決めたはいいものの、

フリーランスになるには何をすればいいの?

独立するにはどんな準備したらいいんだろう。。
など疑問に思ったことはありませんか?
もしあなたがフリーランスで仕事を始めるなら、安定した収入確保を目指し、出来る限り事業を軌道に乗せたいと思うことでしょう。そのためには独立するまでの事前準備や予備知識が大切なポイントになります。これからお話しすることを蔑ろにすると金銭的、機会的な損失に繋がってしまうことにもなりかねません。
今回は会社を辞める前に準備しておくことと、辞めた後に最初にやるべきことをまとめて解説していきます。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
会社員のうちにやっておいた方がいいこと

フリーランスになる前にやっておいた方がいいことがあります。今のあなたの「会社員」という肩書を有効に活用して、フリーランスでの活動に向けてスムーズな独立を実現し、快適な生活環境を確保しましょう。
クレジットカード作成・ローンの契約
フリーランスは会社員などの職業と比べクレジットカードの審査に通らないことがあります。収入が不安定なフリーランスは安定的に収入を得られている職業と比べ、支払いを滞納してしまう可能性が高いと判断されるためです。可能であれば会社員のうちに取得できると良いでしょう。融資などを受けたい場合も同様、フリーランスになる前に手続きをしておいた方が良いです。
引っ越しの予定は先に済ませる
クレジットカードと同じく、不動産会社も信用第一の世界。そのため、家を借りる、買うとなった時に審査に通らず引越しができないなんてことも良く聞く話です。事務所用に部屋を借りたり、職場として使っている自宅を引っ越したりしたいときも、フリーランスでは審査が厳しくなりがちです。可能であれば会社員などの肩書があるうちに不動産契約も済ませておきましょう。
フリーランスになったら最初にやるべきこと

厚生年金から国民年金への切り替え(14日以内)
フリーランスになったら自分で「国民年金保険料」を支払わなければなりません。居住の市区町村役場で手続きをします。その際には、年金手帳を忘れず持参しましょう。
国民健康保険への加入・任意継続(14日以内)
退職後は国民健康保険に加盟するか、これまでの健康保険を任意継続(二年間に限る)するかが選択できます。居住の市区町村役場で手続きを行いましょう。
尚あらかじめご注意いただきたいこととして、当然ですが任意継続の場合保険料はそれまで給料から天引きされていた額の2倍となります。
開業届(15日以内)と青色申告承認申請書(2ヶ月以内)
フリーランスになると、自分で税金を納めるための手続きも必要になります。事業開始から15日以内に「事業開始申告書」を市区町村役場に、1ヶ月以内に「個人事業の開廃業届」を管轄税務署に、それぞれを提出します。
また、開業から2ヶ月以内に「青色申告承認申請書」を管轄の税務署へ届け出ます。確定申告の際は白色申告でも構わないのですが、「青色申告」の方がより大きな額の控除が受けられる等メリットが大きいため、開業と同時に申請しておくことをおすすめします。
フリーランスとして働くために用意しておいた方がいいもの

フリーランスとして必要になるものを、独立に先立って用意しておきましょう。事業内容により用意すべきものは様々ですが、その代表的なものをかんたんにご紹介します。
事業用通帳の開設・会計ソフトの導入
会社員と違いフリーランスは、自分でお金の管理をする必要があります。事業用通帳と会計ソフトを連携させることで、お金の流れがわかりますし、確定申告の際に改めて収入を入力したり、計算したりする手間が省けます。経費もレシートを貯めておくだけでなく日ごろから入力しておけば確定申告の時に焦ることもありません。
オフィスやネット環境の整備
仕事をする上での環境を整えることも大切です。たとえば、
- 机
- イス
- パソコン
- プリンター
などです。ただ、今の時代バーチャルオフィスを利用するのもひとつの手段です。これは、都内一等地の住所や電話番号・FAXをレンタルし、さらに手紙の受け取りや電話の転送をしてもらえる仕組み。法人の住所登記が出来ることも一つのメリットです。
ワンストップビジネスセンター …青山、表参道、渋谷、秋葉原などの主要都市に住所を持ち、おしゃれな会議室も24時間レンタル可能。
ナレッジソサエティ …東京都千代田区九段下に拠点を構えるフリーランスや起業家向けのオフィス。独立起業に役立つベントや交流会、セミナーも随時開催中。
リージャス …世界120カ国でビジネスを展開。国内にも16拠点があり、一等地のランドマーク的存在のビルを会社所在地として登録可能。
なお環境整備にかかる諸経費を計上する際の注意すべきポイントとして、開業のために購入したものは「開業費」として経費として計上できるのですが、10万円以上になるパソコンなどは「減価償却資産」となり開業費には含められません。
まとめ
今回は会社を辞める前に準備しておくことと、辞めた後に最初にやるべきことをご説明致しました。現在社会人の方も、フリーランスになる前にしておくべきこと、なった後にすべきことがおおまかには理解できたのではないでしょうか。
フリーランスは基本的に自分で何でもこなす必要があります。準備段階で必要なことを理解し、独立後スムーズに仕事が進められるよう環境を整えておくことが大切です。一緒にがんばっていきましょう!
