明確な通過基準のないアドセンス(Google AdSence)の審査。たいへんな時世と重なったこともあり、この年は例年にくらべ、私のように苦戦している声も多いように見受けられた。
今回はブログ開始から合格通知をいただくまでの一ヶ月間でサイトに手を加えたこと、逆にサイトから省いたことをお伝えしていく。
この記事を読んでわかること
アドセンス審査通過を目指す上で意識すべきことと、審査がダメだった時・通過した時のサイトデータの違いがわかります。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
おれおめでとう!

まず真っ先に伝えたいことから。審査通過を目指す上での指針となったのが「Google ポリシーと規約」、「AdSense プログラム ポリシー」、「Googleが掲げる10の事実」のGoogleが示した3つの約束ごとだ。これらは、アドセンスの審査を通過するためにも大切なことなんだが、グーグルのサービスを利用していく上でずっと付いて回ってくることでもあるので、ブログ開始当初からこの3つの約束ごとは常に大前提として、とくに意識しながら取り組んできた。
上記の大前提を意識しながら、そこに至るまでにやったこと、個人的に優先的にこなしたものを優先度順でまとめたものがこちら。
- Googleの各種ポリシー・規約の確認
- サイト内記事数・文字数の確保
- サイト内コンテンツの充実化(記事数、文字数、記事の品質や価値)
- サイトやコンテンツに規約違反などの不備がないかの再確認
ただ、初めてアドセンスに申請した際に一度審査落ちも経験している。
初回から合格した二度目までにやったこと・省いたこと
一度落ちてから合格した二度目までの間にサイトに手を加えたこと、反対に省いてしまったことをそれぞれまとめてみた。
やったこと【SEO対策】
- プライバシーポリシー内に管理者情報を追加
- プライバシーポリシー、免責事項の各文章の追加、修正
- 自己紹介ページの書き直し
- 記事内画像の拡張子をPNGからJPGに変更(サイトページ表示速度高速化)
- サーチコンソールのサイトページ読み込みエラーを対処
サチコのページ読み込みエラー時の対処方法について解説した記事はこちら。
省いたこと(SEO対策)
- HTMLサイトマップのプラグイン削除(※1)
- All in One SEO Packのプラグイン削除(※1)
- ブログ内記事数の削減(下書きに戻す)※理由は次項にて
※1. AFFINGER5のデフォルト機能ですでに搭載されていた機能であったため、機能の重複防止措置で削除。(SEO対策)
申請1回目と2回目のサイトデータ比較
つぎに1回目申請時と2回目申請時の、それぞれの主立ったサイトデータの比較からみていこう。
記事数 | 文字数 | 累計PV数(ページビュー数) | サイト作成からの経過日数 | |
1回目申請時 (~8/9) | 26 | 57,602 | 3,828 | 26(申請不可) |
2回目申請時 (~8/19) | 16 | 40,293 | 5,527 | 36(申請通過) |
アドセンスの審査を通過するために大切だとされているサイトデータの項目は、Googleからは明らかにされてはいない。だがネットやTwitterなどのSNSを調べると、審査通過のために重要だとされる項目があることがわかった。それが下記4つの項目だ。
- 記事数
- 文字数
- PV数
- 経過日数
では、これらを個人的に重視した度合いも絡めながら、一つひとつ深掘りしていこう。
【記事数】減らした(26本→16本) 重要度【高】
まずはじめに最優先で取り組んだところがここ。ブログ開始当初から取り組んでいた毎日更新を止めて、むしろ記事を引っ込めた。理由はいくつかある。
まず、記事情報の不備などの理由でリライトに時間を要するであろうものや、ひんぱんにリンク切れの対処が必要なものがあったため。これはブログサイトの運営面と記事作成面をバランスよく考えたうえで、管理しやすく、かつ日々のサイト管理作業全体に要する時間を削減したかったためだ。
この取り組みをしたことによって、それまで取り組んでいた毎日更新の弊害だった、今まで放置していたサイトの運営面を強化することが出来た。記事数減少に従い文字数も減った。(57,602→40,293)
【PV数】3,828→5,527 重要度【小】
公式以外のSNSや個人ブログからの情報だから信憑性はたかくないが、ブログのPV数も関係があるかもしれないとのことだったので載せておく。アドセンス通過のための重要度としては中程度。PV1000程あれば大丈夫との意見がおおかった。(3,828→5,527)
【経過日数】26日目→36日目 重要度【中】
PV数と同じく公式にも明確な指標として発表されていない項目なわけなんだけど、ブログ開設からあるていどの時間の経過が必要だという情報がネットやSNSで散見された。意見としては、目安として1ヶ月程度の時間経過が必要という意見が多かった。
一回目のアドセンス申請時の時点でブログ運営開始から2週間ほど経っていて、ダメだった最初の審査報告がきたのがその約2週間後。ここまでサイト作成からおよそ1ヶ月が経過したことになる。
Googleアドセンスの申請時のメッセージに、「審査に2週間くらいかかることもあるよ」って書かれてはいるんだけど、審査までにかかる時間はその都度大はばに変わる傾向があるみたいだ。申請の翌日にすぐ結果が来る場合もあるし、2週間ぎりぎりまでかかるケースもある。
8/9に申請不可通知をいただいてからサイトをいろいろ見直して、
その後、8/18に2回目のアドセンス申請を行った。
結果が来たのがその翌日の19日。無事アドセンス審査通過のメールをいただくことが出来た。
サイト作成→アドセンス取得までのまとめ
ここまでで伝えたいことは伝え終わってるんだけど、ブログ初心者の方や、アドセンス取得までにやるべきことを再度確認したいよって方向けに、サイト作成からアドセンス取得までの流れをまとめておく。
サイト作成→アドセンス取得までのリスト
- サーバー契約独自ドメインの取得
- AFFINGER5の導入
- XMLサイトマップの設置
- ブログカテゴリーの作成
- お問い合わせの設置
- 管理者情報、プライバシーポリシー、免責事項の設置
- アナリティクス、サーチコンソールとの連携
次にざっくりとではあるが、具体的に上記の流れの中で何を使って何をやったのかを解説する。
サイト作成→アドセンス取得までのリスト詳細
①レンタルサーバーと独自ドメイン取得先は「エックスサーバー」で、ブログの設置もエックスサーバーの「WordPressクイックスタート」を使ってスタートさせた。
※なお詳しい開設手順などは、後日それにあたる記事をリライトして、ここにリンクさせます。
②ブログ開設直後に有料ブログテーマの「AFFINGER5」を導入して、ブログサイトのテーマを有効化。
③WordPressのプラグイン「Google XML Sitemaps」をダウンロードして有効化。
④ブログのカテゴリーをつくり、それぞれをサイトのヘッダー部分に設置。
⑤サイトのお問い合わせフォームを、WordPressプラグイン「Contact Form7」を使って設置。
⑥サイトのプライバシーポリシーページをつくり、サイトのフッター部分に設置。
⑦Googleアナリティクス、Google Search Consoleそれぞれにサイトを登録してすべて連携。
⑧サイトの設定の見直し
⑨過去記事の内容、記事数の見直し
おわりに
今回は、アドセンス(Google AdSence)の審査までにすべきことを、自身の体験も踏まえて具体的にどこを意識して、審査の通過に向けてなにに優先的に取り組んできたのかを解説しました。
個人的にアドセンス審査通過を目指すうえでたいせつだなと感じたものは、「Google ポリシーと規約」、「AdSense プログラム ポリシー」、「Googleが掲げる10の事実」です。これらに書かれていることがすべてで、これらを教科書のように読み解いて、サイトに反映させることが出来たから審査通過が叶ったんだろうと感じた。
今回は以上となります。最後まで見ていただきありがとうございました!それではまた。