
今回は東プレのキーボード「REALFORCE」シリーズの静音モデル、「R2S-JP4-BK-SHK」のレビュー。使い心地はもちろん、キーボードの特徴なども併せてお伝えしていく。
こんなあなたにおすすめ
・超壊れにくいキーボードを探している
・とにかく疲れにくい、静かなキーボードを探している
この記事の目次(クリックでジャンプ)
【REALFORCE R2 S】静音モデル「R2S-JP4-BK-SHK」の特徴

REALFORCEのキーボードの価格は結構高くて、2万円半ばくらいする。このキーボードのどこにそんな価値があって、どんなところが評価されているのかについて見ていこう。
「REALFORCE」シリーズの静音モデル、「R2S-JP4-BK-SHK」の長所をあげるとしたら、
- 打ちやすさ
- 打鍵の正確さ
- 静音性
- 耐久性
といったところ。各項目をもう少し掘り下げてみる。
打ちやすさ
ステップスカルプチャーという構造のおかげで、無理なく自然なタイピングができる。ステップスカルプチャーの意味については下記。
ステップスカルプチャー
別名:ステップスカルプチャステップスカルプチャとは、キーボードの構造を示す言葉で、キーが段ごとに階段状の段差を持ち、キートップの傾斜確度によって上下の段が緩やかな凹型を描いてるような構造のことである。
キーに段差を傾斜の違いを持たせることで、段を誤らない正確な位置把握と、ホームポジションから移動の少ない打鍵が行いやすくなっている。このため、タッチタイピングが行いやすく、身体的負担も少ないとされる。
また、個々のキートップが指先に沿うような凹型になっている構造をシンドリカルと呼び、キートップがシンドリカル形状になっているステップスカルプチャー構造をシリンドリカルステップスカルプチャーと呼ぶ場合もある。
出典:IT用語辞典バイナリ
ステップスカルプチャーは、キーボード自体が凹の字型に緩やかに傾斜してて、かつ一段ごとに高さが微妙に変えられてるからタイプミスもしにくく、身体への負担も減る構造のことなんだ。この構造のおかげでとても快適な打ちごこちに仕上がってる。
打鍵の正確さ
これはキーボードの総合力のおかげ。エルゴノミクスなステップスカルプチャー、そしてスムーズな入力を可能にする静電容量無接点方式を採用していて、尚且つすべてのキーが同時押し可能、キーボード自体の重量も1.4Kgとある程度重いのでタイプしていてキーボード本体がズレたりすることもないからこそ、この正確なタイピングを可能にしている。

データセンター等でのプロのキーパンチャーの方々に選ばれた極上のキータッチとチャタリングしない無接点構造、さらに、指への負担を軽減し、指の動きをスムーズにするステップスカルプチャー構造によって長時間のキー入力操作でも快適に操作できます。
出典:REALFORCE |静電容量無接点方式スイッチにより極上のキータッチを実現

まあ普通にタイプミスするんやけども..///
静音性
REALFORCEのキーボードの静音モデルである「R2S-JP4-BK-SHK」。キーボードを押した音は本当に小さくて、スコスコスコスコッみたいな感じ。カチャカチャとかカタカタのような音ではない。
これは言葉ではうまく表現できないので、公式からの画像と文章の引用でごまかすことにする。

図の波形データは、標準仕様及び静音仕様のキーボードについて同一の被験者による打鍵録音データから、人間の聴覚感度が高い周波数成分である2,500〜5,000Hzを抽出した一例です。標準仕様キーボードに比べ、静音仕様キーボードの振幅(縦軸方向)が大きく下がっており、耳への刺激が少ないことがわかります。
出典:REALFORCE|ストレスの少ない静音キースイッチ

スコスコスコスコッ…!!
耐久性
耐久性が超たかくて5000万回もの耐久テストをクリアしている。例えば一日5000字のブログ記事を毎日書いたとしても27年以上は余裕で持つってことだ。化け物かよ。
おまけにREALFORCEをつくっている東プレは日本企業で、設計開発から生産まで完全日本で製造管理されている。海外企業に押されまくっているPC・PC周辺機器メーカーが多い中、東プレは今も業界最前線で健闘している。これからも応援したい日本企業のひとつだ。
【REALFORCE R2 S】静音モデル「R2S-JP4-BK-SHK」の仕様

「REALFORCE R2 S」静音モデル「R2S-JP4-BK-SHK」の製品仕様
キー刻印 | レーザーマーキング |
スイッチ寿命 | 5,000万回以上 |
重量 | 1.4Kg |
サイズ | 142mm x 455mm x 30mm |
キー数 | 108キーレイアウト(フルサイズ) |
ケーブル長 | 1.6m |
キー荷重 | ALL 45g |
キーストローク | 4mm |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
インターフェイス | USB |
生産国 | 日本 |
内容物 | キーボード本体/保証書 |
上記の仕様のなかでも特筆すべき点は、下記の2点
- キー刻印→レーザー刻印なので使い続けてもキーの文字が消えない(通常はインク刻印)
- スイッチ寿命→5,000万回以上の耐久テストをクリアしている。超丈夫で長持ち。
仕様の中にあるNキーロールオーバーというのは、キーボードのキーの同時押し入力にどの程度対応しているかどうかの基準。「R2S-JP4-BK-SHK」にかんしてはフルNキーロールオーバーなので、すべてのキーを同時押しできる特別な入力方式を採用している。ただ、これは普通のキーボードでも3キーくらいまでは同時押し出来たりするし、同時押し自体使う場面に遭遇しないから、今のところあまりフルNキーロールオーバーの恩恵を受けている気はしない。
【REALFORCE R2 S】静音モデル「R2S-JP4-BK-SHK」の細部の特徴

REALFORCE R2 S R2S-JP4-BK-SHK は、日本語配列の荷重45gで「かな表記ナシ」。かな入力自体は出来るが、キーボードにひらがなが刻印されてないのでその点だけ注意が必要。

108配列のフルサイズキーボードなので、テンキーもついてる。キーボード選びの選択肢としては、テンキーレスのコンパクトサイズのキーボードを選んで、テンキーだけ別途用意するっていうことも出来る。

結束バンドが付いている。キーボード自体を出し入れしないので使ったことはない。

接続方式はUSB接続。
キーボードの寿命を長持ちさせるアクセサリー
いくら長く使えるキーボードでも、使ってるうちに汚れてくるから定期的に掃除などのメンテナンスが必要になってくる。そのめんどくさいメンテナンスやキーボード自体の寿命を延ばすためのアイテムを一つご紹介する。これがあれば水濡れもこわくない。
このカバーはキーボードにかぶせて使うタイプで、キーボードの大きさに合わせて全3サイズある。何回かリピートしてる商品で取り換えるのは皮脂汚れなどで汚れてきたらなんだけど、洗ったり拭き取ればきれいになるので案外長持ち。破けたりしたことは今まで一度もない。目安として半年~1年に一度くらいの頻度で取り換えてます。
投資としての最良の選択肢

実際に使い続けてから驚くほど疲れにくくなったし、その静かさにも打鍵感にも心地よさを感じている。身体への負担も少ないし、寿命も長持ち。モノ自体の単価は高いが長い目で見れば、健康面と経済面での投資になる。高級感があるから所有欲も満たしてくれる。今年買ってよかったものランキングにランクイン決定!
今回も最後まで見ていただきありがとうございました!それではまた。