
あなたはQOL(クオリティ オブ ライフ)という言葉をご存じですか?
QOLは「生活の質」という概念です。歴史的にはソクラテスの「なによりも大切にすべきことは、ただ生きるだけでなく、よく生きることである」という哲学的追及にまで遡ることができます。
QOLのかかげる生活の質とは、
- 生きがい
- 心身の健康
- 良好な人間関係
- やりがいのある仕事
- 快適な住環境
- 十分な教育
- レクリエーション、レジャー活動
のことをいいます。
今回は生活の質を高めるうえで不可欠な心身の健康に焦点をあてて、その基本となる歩くことのたいせつさについてお話していきたいと思います。

QOLを高めると暮らしを豊かなものにするんだね。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
結論 ウォーキングは生活の質を向上させるカギとなる

さっそくですが、生活の質というものを語るうえで切り離せないものがあります。
「心理学」です。この心理学的な側面から生活の質をみていくとわかることがあるのです。
今回は、心理学の中でも有名なマズロー心理学の「欲求5段階説」を使って説明していきたい。
それでは下図をご覧ください。

マズロー欲求5段階説
・自己実現の欲求
・承認の欲求
・所属と愛の欲求
・安全の欲求
・生理的欲求
このマズロー欲求5段階説は、下から上に向けて見ていきます。まず食べ物や睡眠時間の確保から始まり、安全な居場所や経済的安定を求め、家族や仲間をさがします。そしてその仲間に認められて、今度は自分が与える側の人間になりたい。という欲求の5段階のステップのことです。
最初の段階の「生理的欲求」は人間の三大欲求である「食欲、性欲、睡眠欲」のことです。今回のあるくこととは一見関係なさそうにも思えますが、QOLの項目のひとつでもある「心身の健康」を管理するために運動と食生活の改善をどう維持し、どう改善していくかという点で深く関係してるのです。
運動と食生活の改善はマズロー欲求5段階説の5つのステップの中の一番下にあるので、まずはここをより良いものにすることが大切なんです。
運動と食生活の改善を心がけて、生活の質をどんどん高めていきましょう。

食べる!うごく!
ウォーキングの効果を知って「運動と食生活の改善」を目指そう

ウォーキングの効果の主なものに
- 脂肪の燃焼
- 血中の中性脂肪の減少、血行改善
- 心肺機能の改善
- 生活習慣病の予防
- 骨粗しょう症の予防
などが挙げられます。
その他にも、神経系を改善させるのでストレス発散やリラックス効果もあるというまさに良いことづくめな運動なんです。

ウォーキングに効果的な時間は、20~30分程度がちょうどいいといわれています。
ウォーキングは出来るだけ毎日おこない、そのかわり翌日に疲労がたまらないよう心がけます。
無理をしないから続けやすい。続くから、全身のバランスが整えられて、太りにくくやせやすい体をつくることができるのです。

20~30分で効果が出てくるよ!
効果的なウォーキングの歩き方

ウォーキングをする時の理想的な姿勢はあるのですが、実はそこまで気にすることはありません。まずは自分が一番リラックスした状態で歩くことが大切です。
身体のあしや腰、背中に痛みが出てきたら無理せずその場でウォーキングをやめるようにしましょう。今回は健康を維持、向上させるためのウォーキングです。
それで慣れてきたら、以下のことを意識してみましょう。
- 背中を伸ばす
- あごを少しひく
- かかとから着地する
- 足の裏全体に全体重をかける
- 足の指のつけねあたりから踏み出す
- 下腹部に力を入れ、"腰から歩く"ことを意識する

楽しむことがだいじ!
効果的なウォーキングの時間
理想は午前中の日光が出始めた時間です。
実は日光浴にも生活の質を高めるヒントが隠されているので、日光を浴びながらのウォーキングが抜群に効果的なんです。
ただ、日中でなく落ち着いた夜の時間のウォーキングも気持ちのいいものです。
ポイントは続けることなので、あなたに一番合った時間帯や環境を選ぶことがなにより大切です。

ウォーキングと日光浴の合わせ技!?
まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はQOL(生活の質)のカギとなる、ウォーキングの効果についてのお話でした。心地よくウォーキングをつづけて、健康とともに人生の豊かさを高めていきたいですね。
今回も最後まで見ていただきありがとうございました!それではまた。